駐在員レポート

上海名鉄国際貨運代理有限公司

2022.08.29

上海名鉄国際貨運代理有限公司の上田です。

上海レポート第2回目となる今回は、3月末から約2ヶ月続いていた上海のロックダウン(都市封鎖)が6月1日に解除されて約3ヶ月が経過した上海の現状をレポートしたいと思います。

ロックダウン解除以降は、徐々に飲食店や商業施設・オフィスビルへの立ち入りも可能となり、今では市民生活や経済活動はほぼ正常化しています。但し、現在の上海市における新型コロナウイルス対策の1つとして、地下鉄やバスなどの公共交通機関や商業施設・オフィスビル等に入るときは72時間以内のPCR検査陰性証明の提示が要求されますので、最低でも2日に1回はPCR検査を受けなければなりません。
ちなみに私はもう日課となっており、ほぼ毎日PCR検査を受けています。(検査代は今のところ9月末までは無料)

検査場所も上海市内至るところに簡易的な検査場が設置されており、ロックダウン解除後は検査を受ける人で長蛇の列でしたが、今では混雑も解消されてとても便利になっています。

PCR検査場

PCR検査場

更に公共交通機関やオフィスビル・商業施設等の入り口に必ず貼られている「场所码(場所コード)」と呼ばれるQRコードをスキャンしなければいけません。立ち入った時刻や最新のPCR検査を受けた結果と時間が表示され、もちろん72時間以内陰性でないと入れません。
普段通りの生活が送れるようになったとはいえ、感染者や濃厚接触者等が確認されると隔離されたり部分的に封鎖されたりしますので、本当に安心して出かけることができるのは一体いつになるのか…不安と期待が入り混じったそんな状況です。

今の上海では海外からの入国者に対する隔離期間も21日(14日間の集中隔離期間+7日間の健康観察期間)から10日(7日間の集中隔離+3日間の健康観察)に短縮されるなど、徹底したゼロコロナを目標にして厳格な管理を行いながらも一方で緩和に向けて徐々に動き出している印象を受けています。早く海外との自由な往来を実現できるよう切に願っています。

場所コード(バス)

場所コード(バス)

場所コード(オフィス)

場所コード(オフィス)

PCR検査結果

PCR検査結果